mintsBar 今夜のお客様は 今夜のお客さまは 尾崎亜美さん です  

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”今夜のお客さまは尾崎亜美さん です“
【尾崎亜美 おざきあみ プロフィール】
‘76年3月20日シングル「冥想/冬のポスター」(東芝EMIエキスプレス)でデビュー。同年8月5日 ファースト・アルバム「シェイデイ」リリース。代表曲として「冥想」、「マイ・ピュア・レディ」、「初恋の通り雨」、「21世紀のシンデレラ」、「My Song For You」、「蒼夜曲(セレナーデ)」など、多数が知られている。また、デビュー3年目より他のアーティストへの楽曲提供を行い、現在のプロデューサーの草分け的存在となる。主なヒット曲は、南沙織「春の予感」、杏里「オリビアを聴きながら」、高橋真梨子「あなたの空を翔びたい」、松田聖子「天使のウィンク」、観月ありさ「伝説の少女」など日本のミュージックシーンを支えている。’09年4月に、これまで発表した楽曲を選りすぐりでセルフ・カヴァーしたアルバム『ReBORN』(ソニー・ミュージックダイレクト)、ベスト・アルバム『Amii In The Box』(EMIミュージック・ジャパン)を同時リリースした。

尾崎亜美 公式ホームページ http://www.ozaki-amii.com/

除川: いらっしゃいませ。mints Barへようこそ。
尾崎: ごぶさたしています、長門さん。
長門: やあ、亜美さん、こちらこそお久しぶりですね。今日はよく来てくださいました。
除川: 早速ですが、お飲み物はいかがいたしますか?
尾崎: そうですね、スパークリングワインは何がありますか?
除川: 今日はカヴァ、セグラ・ヴューダス・セミセコがございます。
尾崎: では、それをお願いいたします。

長門: 亜美さんと最初に会ったのは、マンタ(松任谷正隆)の家だったかなあ?
尾崎: ユーミンさん(当時、荒井由実)のお宅じゃなかったですかね?確か。
長門: そうだね。ユーミンの家だったかもね。ユーミンに"今度、デビューする尾崎亜美ちゃんです"って紹介されたんだ。'76年だったかな。
尾崎: 懐かしいですねぇ。私がまだ18才の頃(笑)。
長門: 今回のセルフ・カヴァー・アルバム『ReBORN』の1曲目にデビュー曲の「瞑想」が入っていますが、あの曲を書いたのは18歳の時ですよね。
尾崎: その頃はもう、小娘もいいところですよ(笑)。だって私、夜の10時には寝ていたんですよ(笑)。だからデビュー・レコーディングの時も眠くて、眠くて(笑)。たしか夜中の12時くらいから歌入れだったと思うんだけど、うっかりスタジオのソファーでウトウトしてしまって。それで暫くすると、私の周りをミュージシャンの皆さんが取り囲んで "このコは大物になるよ"ってワイワイ言っているのがぼんやりと聞こえてきて(笑)、もう、起きるに起きれない(笑)。この曲には、そんな思い出もあります。今回、過去の曲をいろいろ聴き直してみて、いろいろ反省点もあったりするんですけど、すごく愛おしい気持ちを覚えたんですよ。実は"この時代の、この曲だけは聴かないで〜"っていうのもあるんですけど(笑)、でも、自分が出したものですからね。そうやって回り道をしながら、ここに辿り着いてるんだから。
長門: そうですよね。今まで何百曲と楽曲を残してきたと思うんだけど、今回、『ReBORN』用として選んだ楽曲には、とりわけ思い入れがあったんですか?
尾崎: やっぱりデビュー曲だし、まず「冥想」はすごくやりたかったんです。そして尾崎亜美という名前を知ってもらえた曲が「マイ・ピュア・レディ」だったと思うので、この曲も入れたいなと思って。それから、南沙織さんに書いた「春の予感」も外せなかったですね。私は他のアーティストの方々に曲を書かせていただくことで、ずっと活動を続けられたところもあると思うので、そういう意味でも、初めて楽曲提供をした、この曲は私にとって、すごく大事な曲なんです。そういえば、自分で初めてアレンジをしたのも、「春の予感」ですね。デモ・テープを気に入ってもらって、"この曲は、亜美さんがアレンジしてください"って無茶なことを言われて(笑)。結構おっきなCMタイアップ曲だったので、"アレンジなんてしたことないです"って話したんですけど、"それでもぜひ!"って言われて。それで、急いでヤマハに行って編曲の本を2冊買ってきて(笑)、それを見ながら"ヴァイオリンの音域って、ここからここまでなんだ"とか勉強して。そうやってアレンジを覚えていったんですよ。
長門: 仲間のミュージシャンだったら多少無理を聞いてくれるところがあったと思うけど、当時のレコーディングの現場では、弦の人とか厳しくなかった?
尾崎: そうなんですよぉ(笑)。今は弦楽器奏者さんも"みんなで一緒に頑張りましょう!"って感じでやってくれるんですけど、昔は"私達はジャンルが違うけど、来てあげてるからよろしくっ!!"みたいな人も多くて(笑)。ワンテイク録ってプレイバックを聴こうとしたら、もう楽器を拭いて片付けようとしてる人がいたり(笑)。でも、私は当時、ハタチぐらいだったから、そういう面で得だったんですよね。ちっちゃいハタチのコが来て、"あのぉ・・・"とか言われると、むこうも怒るに怒れずニコニコしてくれて。"譜面では、第2ヴァイオリンより、ヴィオラの方が高くなってるけど、これは必然性があるのかな?""やっぱり逆のほうがいいですかね?"とか(笑)、いろいろ親切に教えてくださって。そういう経験が今思えば肥やしになっていますね。
長門: それはいい経験だよね。
尾崎: そんなこんなで徐々にアレンジができるようになって、結局は自分でセルフ・プロデュースをするようになるんですけど。

長門: でも、亜美さんの様なスタンスの女性アーティストって、いそうでいないんじゃないかな。シンガー・ソングライターとして活動しながら、作家として他アーティストにも積極的に楽曲を提供して。他にはユーミンとかター坊(大貫妙子)ぐらいだよね。亜美さんの場合、楽曲提供だけじゃなく、プロデュース仕事も多いし。
尾崎: プロデュースのお仕事は、なし崩し的にそうなったことも多かったんです (笑)。楽曲提供のお話をいただいたら、ディレクターさんと一緒に曲の方向性を考えて、それをもとに曲を書いて、歌入れに立ち会ってヴォーカルのディレクションをして、今思えば、それってどう考えてもプロデューサーの仕事なんですけど(笑)。でも、それをきっかけに、自分しか見つけ出せない、そのアーティストの素敵なところを見つける喜びに目覚めましたね。
長門: それがプロデューサーという仕事の楽しみでもあるよね。
尾崎: たとえば松田聖子さんに曲を書くとなったら、聖子さんがテレビで歌っているときの姿や表情が頭に思い浮かぶんですよ。オートクチュールじゃないですけど、やっぱり、その人の身丈に合うような曲を作れたらいいなと思いますね。本人も知らないような、素敵なところを見つけてあげられたら大成功だなっていう。そういえば私、デビュー曲を頼まれるのも多かったんですけど、イメージチェンジのタイミングで曲を頼まれることが多かったんですよ。
除川: 松本伊代さんとかですね。
尾崎: 伊代さんは、まさにそうでしたね。「時に愛は」っていう曲を書かせてもらったんですけど。"本当にバラードでいいの?"って思ったんだけど、"ぜひバラードを歌わせたい"ってことで。伊代さんはね、雪の残る寒い日に、私の家にひとりでピンポーンって来てくれたことがあったんですよ。
長門: へえ、すごいですね。
尾崎: "どうしたら歌が上手に歌えるようになりますか?"って。
長門: 可愛いなぁ(笑)。
尾崎: ねぇ、可愛いでしょう〜!(笑)腹式呼吸を教えましたけど(笑)。私が腹式呼吸をすごくできるわけじゃないんですけど(笑)、自分が知っていることとかを、少しでもアドバイスして、良くなってもらえたらなと思って。あと、自分が書いた曲を他人に提供するってことは、ある意味、"嫁入り"させるようなものなので、大金持ちから、そうでない家まで嫁ぎ先もいろいろあるんですね(笑)。お金持ちの家に嫁がせるときも、それはそれで心配なんです。"他にもいっぱい綺麗なものを見てるなかで、うちの"子"だけ可愛がってもらえなかったら、どうしようかしら..."とか(笑)。
長門: そういえば、亜美さんには、僕が制作担当した薬師丸ひろ子ちゃんのアルバム(『シンシアリー・ユアーズ』1988年)に新曲書いてもらったことありましたね。
尾崎: はい。「雨は止まない」という曲を書かせていただきました。あの曲では、薬師丸ひろ子さんのアカデミックな部分をすごく出したかったんです。いわゆる"恋してまーす"みたいな感じじゃなくて(笑)、もう少し文学的な感じというか。彼女の真直ぐなまなざしに似合うような曲にしたいなと思って。
長門: ひろ子ちゃん、あの曲とても気に入っていて、ツアーでもずっとセットリストに入ってましたね。
尾崎: 嬉しいですねぇ。そういうふうに自分が書いた曲を愛してもらえることが私にとって何よりも幸せなんです。
長門: 亜美さんの曲は歌詞のフレーズがすごく印象的だけど、一瞬で頭に浮かぶんですか?
尾崎: 浮かぶときもありますね。たとえば観月ありささんに会った時は、お話ししていて、すぐに、頭の上に、「伝説の少女」って文字が浮かんだので、そのイメージに向かってメロディと歌詞を書いていったんです。聖子さんのときも、「天使のウィンク」は割りとすぐに頭に浮かびましたね。お掃除中だったんですけど(笑)。
長門: 「マイ・ピュア・レディ」は資生堂の口紅のCMソングだけど、これは最初にタイトルが決まっていて、それに合わせて曲を書いたんですか?
尾崎: はい。"マイ・ピュア・レディ"っていうキャンペーンだったんです。それでピュアな女の子のイメージを一生懸命想像して。"気持ちが動いてる。たった今、恋をしそう"っていう歌詞を書いたんです。自分でもメロディと歌詞のマッチングがいいなと思って。
長門: コピーライター顔負けだよね。
尾崎: 割りとそういう気持ちで書くこともありますよ。15秒なら15秒で、主人公の性格がわかるような歌っていうか。「マイ・ピュア・レディ」も、そうやって書いた曲ですね。

長門: ところで今回の『ReBORN』っていうタイトルは、作品ができあがってから考えたんですか?
尾崎: そうですね。タイトルをどうしようかなと思った時に、“Re”から始まる言葉にしようと思ったんです。いろいろアイディアを出したんですけど、『ReSTART(リスタート)』とか『ReSET(リセット)』は違うよねって話になって。そんなときに『ReBORN(リボーン)』って言葉が出てきたんです。言いやすいし響きも可愛いし、この言葉はいいかもって。“ボーン!”って出てくる感じもするし(笑)。“Re”って言葉がなかったら、人間って、とても残念なものになってしまうと思うんですね。記憶を消すことができる能力があったり、あるいは傷を癒す力があったりっていうことが、人間のとても大きな能力だと思うので。“Re”という言葉にはペチャンコになったものを再び蘇らせたりするような力を感じますよね。できることなら私、毎日、リボーンしていたいですもん。起きるたびにリボーン、リボーンって(笑)。私、ジョン・レノンが日本語の勉強をしていた時のスケッチを持っていて、そこに落書きみたいな絵と一緒に日本語が書いてあるんですね。犬がいて、お日様がぽかぽかしていて、“おかげさまで”とか日本語で書いてあって。そのスケッチに“毎日、生まれ変わります”って言葉が書いてあったんですけれど、それってすごく素敵なことだなと思って。いいことがあったからといって、それをずっと同じように抱えて生きているよりは、いいことがあったからこれをどうしていこうとか、この気持ちを誰かに伝えようとか、そんなふうに発展していったりするのが素敵だなと思って。名前をつけてから、すごく“ReBORN”ってことについて考えるようになったんです。いい言葉をタイトルに付けたなと思って。
長門: それにしても25周年記念アルバム『Amii-Phonic』の時にも思ったんだけど、亜美さんは本当に交友関係が広いですよね。
尾崎: 仲良しはたくさんいますね。"困ったなぁ。なんとかしてほしいなぁ"って言っていると来てくださる方が多いです(笑)。みなさん私が作った料理を食べているので(笑)。それを私は"餌付け"と呼んでるんですけど(笑)。
長門: 『Amii-Phonic』では、ター坊が亜美さんにディレクションを任せたんですよね。
尾崎: そうなんです。アレンジから歌入れまで。ター坊が最初に書いてきた曲が、割りとシンプルだったんですけど、"亜美ちゃん、この曲、もう少し大人っぽいコードに直して"って言われて、"こんなのはどうでしょう""う〜ん、もうひとこえ!""はいはい、ではこんな風では?""いいね〜"とか言って(笑)。そうやって一緒に作っていったんです。レコーディングの後には必ず私の家でご飯を一緒して。そういえば1回、矢野顕子さんとター坊が一緒に家に来てくれて、おもてなしさせてもらったこともありました。その時、アッコさんに"嫁に欲しい"って言われたんですよ(笑)
除川: 凄いですね(笑)。
尾崎: 同じ業界以外にも、お相撲さんだとか、いろんなジャンルの友達にも恵まれて。よく思うんですけど、ジャンルが違っても、ひとつのことをグーッとやっていらっしゃる人って、共通言語があるんですよ。すごく不思議なんですけど。
長門: ちなみにお相撲さんは、誰と仲がいいんですか?
尾崎: 一番仲良しなのは安芸島関(現 千田川親方)ですね。舞の海関も、よく遊びにきてくれました。恋の相談もよく受けましたよ(笑)。
長門: 彼が結婚する前に?
尾崎: はい。結婚の相談も受けましたよ。"女心がわかりません"とか言って(笑)。お相撲さんって身体が大きいんだけど、実は繊細な人たちばかりなんです。
長門: 一緒にレコードを聴いたりは?
尾崎: あんまり聴かなかったですけど、私がピアノを弾いて、彼らが歌うことはありました(笑)。安芸ちゃんは何を歌ったかな?「あなたの空を翔びたい」だ(笑)。彼は場所の時とかに、よく私の曲を聴いてくれているみたいです。レコーディングにお寿司を持って遊びに来てくれたこともありましたね。でも、レコーディングって、ずっと歌ってるわけではないじゃないですか。それで"今日は歌わないんだ……"って、しょぼーんとしちゃって。それを見たミキサーさんが"せっかくだから歌ってあげたらどうですか?"って(笑)。それで1曲歌ってあげたり。お相撲さんと接しているとすごく楽しいんです。ほら、音楽家の人って、あまり音楽そのものをいいよねって言わないじゃないですか。何十年代がどうしたとか、こんな楽器を使ってるとか、そういう話はするんですけど。"音楽を聴いて場所入りすると力が出るんです"とか、彼らのそういう一言が、すごく心に響くんですね。音楽に関する質問もすごくシンプルで可愛いんです(笑)。

長門: ところで亜美さんが最初に買ったのは誰のレコードだったんですか?
尾崎: 自分で初めて買ったのはロバータ・フラックさんです。初めて聴いたときは、すごく堂々とした素敵な歌声だなと思って。でも、当時は友達が持っているレコードをよく聴かせてもらってましたね。先輩のところにいってザ・バンドを聴かせてもらったり。あとはローリング・ストーンズとかビートルズとか、本当にいろいろ聴いていました。
長門: 学校は女子高だったんですか?
尾崎: いえ、共学で、京都の山城高校というところだったんですけど。すごく音楽が盛んだったんです。嵯峨野高校というお隣の高校と合同コンサートをしたり。
長門: 最初に作ったバンドではオリジナル曲を?
尾崎: そうなんです。メンバー全員、どこか間抜けだったので、"どんくさい"という京都弁から取って、"どん"という女の子のバンドを組んで。それと同時にオシンコぺーションというカヴァー・バンドもやっていたんですけど、そっちで宿題をたくさん出されたんですよ。"今度、セルジオ・メンデスやるから曲を覚えといて"とか。そうやって、いろんな曲をピアノで一生懸命コピーしましたね。
長門: じゃあ普段から周りに音楽がある感じだったのかな?
尾崎: そうですね。時代にもすごく恵まれていたと思います。すごく骨太の個性的なバンドがたくさんあって。そういった音楽を聴いて培われたものが、やっぱりあると思うんです。たとえばアナログっぽい温度感とか。今回の『ReBORN』というアルバムでも、そういう雰囲気を大切にしましたし、自分の音楽にとって今、何が大切なのかが、今回、セルフ・カヴァー・アルバムを作ることで、改めてわかった気がするんです。今は、温度感のない音楽がいっぱいあるような気がするけど、私は少なくとも温度のある、作り手の顔が見えてくるような音楽を作っていきたいなと思うんです。
長門: その通りですね。これからもずっと長く歌い続けてください。じゃあ、最後に亜美さんが影響を受けたレコードを紹介してもらおうかな。

〜尾崎亜美さんの6枚〜

 「 ロバータ・フラック / やさしく歌って 」
  −ロバータさんとは本当に縁があるんです−
 エレクトーンの試験を受けることになって、自分で曲を決めてアレンジをやるという講師コースの受験のために買ったのが、このアルバムだったんです。最初に観た外国人アーティストの生演奏が、大阪でやったフェスに出た彼女のライヴだったり、デビューした数年後、アメリカにレコーディングに行ったとき、"いいチケットが取れたよ"ってオフの日に誘われて観に行ったのが彼女のライヴだったり。しかもスタジオで直接、本人に会ったこともあるんですよ。空き時間にスタジオで卓球していて、球がポーンと飛んでいっちゃって、その球を拾って二カッと笑って投げ返してくれたのが、なんと別のスタジオでレコーディングしていたロバータ・フラックだったんです。なんか凄くないですか(笑)。 "どこまでロバータに縁があるねん!"って感じなんですけど(笑)。

 「 スティーヴィー・ワンダー / キー・オブ・ライフ 」
  −スティーヴィーには存在自体、驚きましたね−
 圧倒的な存在感と鮮やかな感性には本当にびっくりしました。同じ楽器を弾いていてもスティーヴィー・ワンダーの音には輝きがありますよね。あんな風に自由自在に歌えたらいいなー、と(高校生の頃)思ったことを覚えています。

 「 キャロル・キング / つづれおり 」
  −高校の昼休みに音楽室でキャロル・キングの曲をよく歌っていました−
 『つづれおり』は大好きなアルバムです。高校の頃、ピアノを弾きながらよく歌っていました。先日の来日公演も観に行きました。あまり声の調子は良くなかったようですけど、サーヴィスしようという気持ちにあふれていて、それを観てすごく涙が出そうになって。"前とちょっと違っていたらごめんなさいね〜でも、私って、もう67歳だも〜ん"みたいなことを歌っていたり(笑)。やっぱりいい曲がたくさんあるから、たとえ声が出ていなくても、"キャロル・キングと私は一緒にここにいる"っていうだけで嬉しかったですね。

 「 ジェイムス・テイラー / グレイテスト・ヒッツ 」
  −とにかく、聴いていて気持ちいいです−
 "どうだ、上手いだろう"的なところが微塵もなくて、シンプルで温かな音を聴いているうちに彼の世界にいつのまにか引き込まれてしまう。気持いいですよね。「淋しい夜」という邦題のついた曲が大好きでした。

 「 the bulgarian voices angelite / Melody,Rhythm&Harmony 」
  −この音楽を流していると、優しい人たちがいっぱいいる感じがするんです−
 変わったところではブルガリアン・ボイスに一時期すごく凝っていたことがありました。コンサートも観に行ったりしましたね。もう少しわかりやすいアカペラだと、シンガーズ・アンリミテッドのアカペラが大好きで。シンガーズ・アンリミテッドは、とても人肌恋しい時に聴きたくなるということと、あとはパーティの後片付けの時にもよく流すんです。音楽の雰囲気が"あったかい"ので、まだ人が残っている感じがして。

 「 細野晴臣 / 泰安洋行 」
  −このアルバムはワーク・ソングとして聴いていました−
 東京に来て一人暮らしをするようになって、炊事洗濯をしなきゃいけなくなったんですけど(笑)、主にお掃除の時に『泰安洋行』をよく聴いていました。このアルバムを聴きながらハタキをかける感じだったので、私にとってはワーク・ソングでした(笑)。私、細野さんのヴォーカルが大好きだったんで、YMOの頃とか、ずっと"歌ってください"って言い続けていて、細野さんも"亜美ちゃんと、いつかデュエットできたらいいね"って言ってくださって。それが、のちのち私の25周年記念アルバム『Amii-Phonic』で実現することになるんですけど。ライヴでも隣りに並んで歌うことができて。あれは嬉しかったですね。


〜尾崎亜美さんの6枚〜
ロバータ・フラック
/やさしく歌って
アトランティック WPCR-75450
スティーヴィー・ワンダー
/キー・オブ・ライフ[SHM-CD]
モータウン UICY-91472
キャロル・キング
/つづれおり[Blu-spec CD]
EPIC Records EICP-20003

ジェイムス・テイラー
/グレイテスト・ヒッツ
<紙ジャケット仕様>
ワーナー・ブラザーズ WPCR-12514
the bulgarian voices angelite
/Melody,Rhythm&Harmony
<輸入盤>
細野晴臣
/泰安洋行
PANAM CRCP-28136

  mints Barでは、時間の経つのも忘れて、音楽談議が続いています。

尾崎亜美さんのオーダー
スパークリングワイン・カヴァ
セグラ・ヴューダス・セミセコ

                news!!
レコミンツPART-1&2にて、下記の尾崎亜美関連CDをお買いあげの方に、
オリジナル特典(尾崎亜美直筆サイン入りオリジナル・ポスト・カード)をプレゼントいたします!
数に限りがございますので、お早めにお買い求め下さい。

○ReBORN<通常盤>
\3,000(税込)
○Amii In The Box
\3,000(税込)
○SHADY<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)
○MIND DROPS<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)
○STOP MOTION<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)
○PRISMY<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)
○LITTLE FANTASY<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)

○ReBORN
<通常盤>
\3,000(税込)
○Amii In The Box
\3,000(税込)

○SHADY
<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)
○MIND DROPS
<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)
○STOP MOTION
<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)

○PRISMY
<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)
○LITTLE FANTASY
<紙ジャケット仕様盤>
\2,500(税込)


※特典付き商品は、完売致しました。


     (注)グッド・タイム・ミュージックの流れる店、mints Barは架空の店です。

mints Barは、コチラのお店をお借りして、撮影しています。


ラウンジバー瑠璃
東京都中野区新井1-7-1
カーサトモエビル1階
Tel : 03-3387-7906



第三十四夜  おわり
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