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| 長門: |
先日、初めてSAKEROCKのワンマン・ライヴを観にいったんだけど、なによりもまず、女性ファンが多くて、びっくりしました。 |
| 星野: |
最近は、男性のお客さんが増えてきたんですけど。それでも、やっぱり女性が多いかもしれないですね。 |
| 長門: |
インストにも関わらず、お客さんがすごく盛り上がっていて。あれは不思議な光景だったなぁ。 |
| 星野: |
割と若めの女の子が「千のナイフ」を聴いて、拍手していたり。たしかに不思議な光景ですよね(笑)。 |
| 除川: |
ファンの中には、俳優としての星野さんからSAKEROCKに興味を持った人も多いんじゃないですか? |
| 星野: |
そうですね。でも、僕ら、入り口は何でもいいと思っているんですよ。たぶん、そういうスタンスって、松尾スズキさんに影響を受けていると思うんですけど。昔、松尾さんが、“雑誌の連載が多くて大変だ”みたいなことを何かのコラムで書いていたことがあって。それでも何で雑誌の連載をやっているかというと、“芝居ばかりやっていると外からのお客さんが入ってこなくて、客席が吹き溜まり状態になってしまうから”って。要するに新しいお客さんをどんどん劇場に引き込むために連載を抱えているっていう。それは僕らに関しても同じで。たとえば僕がヴォーカリストで、自分の心境みたいなものを歌っていたら、ちょっと違うかもしれないですけど(笑)、やっている音楽がああいう感じなんで、入り口がどんな形であっても面白く見てもらえるんじゃないかと思うんです。 |
| 長門: |
いや、でも実際、面白かった。個人的にはNRBQと同じようなユル〜い雰囲気を感じたり。お客さんも自然に身体が動いているし、すごくいいライヴだなって。 |
| 星野: |
ありがとうございます。僕、ライヴを観にいって、“踊れ〜!”とか言われると、踊れなくなっちゃう人なんですよ。“ひとつになろうぜ”とか言われても、“無理です。ゴメンナサイ”とか思っちゃったり(笑)。だから、僕らのライヴを観に来た人にも、できるだけ適当な感じでいてほしいんですね。踊ってもいいし、お喋りしててもいいし、もちろん、じっとしててもいいですし。そういうユルい感じがいいなと思って。 |
| 長門: |
でも、SAKEROCKを通じて、マーティン・デニーとか聴くようになった女の子とかいたら面白いけどね。 |
| 星野: |
そういえば、こないだ面白いことがあって。ジャニーズ系ファンの人で、最近SAKEROCKのライヴによく来てくれるお客さんがいるんです。どうやら、その人は僕がジャニーズのタレントさんと共演したのをキッカケに、SAKEROCKに興味を持ってくれたらしいんですね。そしたら、今度は僕らを通じてニカさん(二階堂和美)に興味を持つようになって、こないだライヴに行ったみたいなんですよ。そういうのって、すごく面白いなと思うんです。 |
| 長門: |
最近、若い人たちの間で、細野(晴臣)さんが人気あるけど、実はSAKEROCK効果が、かなりあるんじゃないかと思うんだよね。 |
| 星野: |
ええ!本当ですか! |
| 長門: |
『TVブロス』誌で細野さんと対談連載をしていたり、ことあるごとに細野さんの作品を紹介していたり。特に若い細野さんファンには、星野くんの影響が、かなりあるんじゃないかな。 |
| 星野: |
そうだと嬉しいんですけど。少しでもお役に立てていたらいいなと思います。 |
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