東京中野ブロードウェイ3F
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ロック,シネマ,アニメーション
は、中野・レコミンツ
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Photo by Ichigo Sugawara
”今夜のお客様は、白井良明さんです。“
【白井 良明 (しらい りょうめい) プロフィール】
ミュージシャン、ギタープレイヤー、音楽プロデューサー。
1954年2月27日生まれ、立教大学卒業。
趣味は葡萄、夜の街の徘徊。
特技は企画、舌の曲芸。
ムーンライダーズのギタリスト。
映画「オペレッタ狸御殿」「リンダリンダリンダ」等の音楽を担当。イナズマ戦隊、沢田研二のサウンドプロデューサーも担当。
2006年4月から「魔弾戦記リュウケンドー」に俳優として準レギュラー出演。06年はムーンライダーズ結成30周年で大忙し。ムーンライダーズの他に、 サーフジャズバンド「サーフトリップ」06.04.19LifeGoesOnよりリリース。ポカスカジャンと「Eye Don't Nose」06.07.19コロンビアよりリリース等々・・。Eye Don’t Noseとして来年1月にワンマンライヴを敢行!詳細近日発表!


公式サイト「トンピクレンフューチャリズモ」
http://www.tonpi.net/top.html
公式ブログ「メルシボク〜嬉しボク〜歩く僕〜」
http://www.tonpi.net/bokulog/
ムーンライダーズ公式サイト
http://www.moonriders.net/

除川: いらっしゃいませ。mints Barへ、ようこそ。
白井: こんばんは!長門さん。久しぶりでもないか(笑)!うわぁ旨そうな酒がいっぱいの店だねぇ!
長門: あぁ!いらっしゃい!白井くんは葡萄党だったっけ。あいにくとワインは置いてないんだよねぇ。
除川: 葡萄党だったんですか。シェリー酒ならあるんですけど。いかがいたしますか?
白井: そうですねぇ。じゃ、まずは、そこのラフロイグ10年をソーダで(笑)!

長門: ムーンライダーズ30周年だよね。もりあがって来て、いろいろと忙しいんじゃないのかな?新譜とか、ライヴとか?
白井: 今年の4/30に日比谷野音で30周年ライヴをやって、10/25に19作目のオリジナル・ニュー・アルバム『MOON OVER the ROSEBUD』をリリースしますよ。ROSEBUD=薔薇のつぼみ、MOON OVER=思うっていう意味で、また薔薇のつぼみを夢想する 、というタイトル。「ネオ・ニュー・ウェイヴ」「勢い」「既存の手法を取っ払っていこう」というキーワードを掲げて制作しましたね。それから、今回はニュースタートということで、鈴木慶一が全曲歌いたいってことになって、それを受けて、じゃ、ギターは僕がなるだけたくさん弾こうと思いました。
長門: レコーディングは実質期間で、どれくらいだったの?
白井: 6月頃から、メンバー間でデモを集め出して、で、ついこないだ迄って感じだったよね。
除川: 日比谷野音のライヴ映像が映画になるんですよね。
白井: ええ、白井康彦さんが監督した『MOONRIDERS THE MOOVIE:PASSION MANIACS〜マニアの受難』っていうタイトルで、ライヴ以外にいろんな方々からのコメント映像を入れた、ちょっとマニアックな映画ですね。サウンドトラック盤CDも新曲入りで発売しますよ。レコ発ライヴとしては11/4の福岡から始まって、東京は11/24の渋谷公会堂まで5本。それから、旧譜をリマスター紙ジャケで再発したり、新編集のコンピレーションや、未発表ライヴ音源もリリースしますんで(笑)!
長門: 白井くんは、ライダーズ以外のプロジェクトもいろいろやっているよね。
白井: まず、95年に始めた、ユニット、サーフトリップの1作目の『SURF TRIP』、その今年の1月に再結成ライヴを納めた『6 Keys to Surf Jazz』が4月に出ましたね。それから、ワハハ本舗のポカスカジャンとのユニットEYE DON’T NOSE(アイ・ドント・ノーズ)のCD『大人の悩みに子供の涙』を7月に出して、なんと来年の1月にはアイ・ドント・ノーズとして、ワンマン・ライヴを決行しちゃうっ(笑)!持ち曲増やさないといけないんだよね(笑)!芸は面白いんだけど(笑)。さらに、92年に発売した僕のソロ作品『カオスでいこう!リミックスでいこう!』を2in1で10/25に再発します。当時はレイヴ・ロックとか言って、実際のコンピュータ・チップを使った服を作って、芝浦のゴールドでライヴもやった。後は夜中に、この服着て、クラブとか行って、DJとセッションとかもしたっけ(笑)。

長門: まさに怒濤のリリースだね!白井くんも芸歴というか、長いよね(笑)。プロで最初は何だったの?
白井: 大学で音楽サークルに入ったら、ライダーズの岡田さんとか武川さんとかが居て、ある日岡田さんからギターを僕の代わりに弾いてくれないか?と言われて。それが斉藤哲夫のバック・ギタリストだったの。
長門: そうか、その時、初めて白井くんを観たんだよね。千葉で斉藤哲夫とシュガー・ベイブと一緒だった。哲ちゃんの横でスツールに腰掛けて、マント着てギター弾いていた(笑)。
白井: キモイよね、今考えてみると(笑)!あれは岡田さんのマントだったの。岡田さんがはちみつぱいに入るってんで、僕が哲夫と組んだんだ。
長門: ライダーズに入ったきっかけは?
白井: それも岡田さんから電話がかかってきて、ウチの事務所に来ない?みたいな。ホットランディングでギター弾いてくれないかって。今思えば、実はそうじゃなくて、ムーンライダーズに入れようと思っていたテストだったんじゃないかな?

除川: 良明さん、二杯目はいかがいたしますか?
白井: あ!お酒?あ!もう無かった(笑)!じゃカリラ・オフィシャルの12年をソーダ割で下さい!
長門: ライダーズに入ってからは、パイド・パイパー・ハウスにはしょっちゅう来てくれてたよね。
白井: もともとは、浅草の養老堂とかでレコードを買ってたんだけど、パイドと事務所が近かったせいもあって、よく行ってたね。朝、長門さんとかが店に来る前に、開店直後にレコの入った段ボールごと事務所に持って帰って、事務所に伝票で立て替えてもらって、給料からさっ引いてもらってた(笑)。とにかく、他の人よりも一歩でも早く新しいレコードが欲しくて、聴きたくてね。
長門: メンバーの好みとか解ってるから、はい、白井くんにはこれ!慶一にはこれ!って。そういう縁もあって、87年のソロデビュー『CITY OF LOVE』発売の時にパイドの一日店長やってもらったんだよね。
白井: そうそう、発売日にエプロンして、ちゃんとレジ打ったんだよね(笑)。ファンの女の子が並んでくれて、本人がCD売って、サインしちゃった。今考えれば、インストアの走りだよね。パイドが閉まるって聞いた時はかなりショックで、これから何処でレコード買えばいいんだよって思った。

『CITY OF LOVE』

長門: 白井くんの好みは掴んでいるつもりだけど、影響を受けたCDって何だろう?
白井: もう基本中の基本!いっぱいあるけど、この5枚!

「 ヴェンチャーズ / イン・ジャパン 」
 - ギターを目指したのはヴェンチャーズがきっかけ! -

当時小学校6年頃かな、兄貴が文化祭とかで勝ち抜きエレキ合戦みたいな事やってると、観にいってたりして、お年玉でこのレコードを買うんだよね。今聴いてもかっこよくって、いっちゃってるリード・ギターがとにかく凄い!一日何回聴いたかわかんないもん。でも、エレキ・ギターが買えなくて、かしまし娘みたいな、ナルダンとかいう7000円のピックギターを買うんだよね。それでテケテケしてたんだよ。墨東地区では天童と呼ばれてた(笑)。当時は、ビートルズは女の子が「不潔!」とか言ってたんで、セゴビアとかのクラシック・ギターにも同時期に感化されちゃうんだよね。それで、エレキとクラシックと両方の道を進んじゃうんだ(笑)

「 マイルス・デイヴィス / カインド・オブ・ブルー 」 - マイルスは天才だ!! -
それから、クラシックとエレキをやっていて、高2くらいになって生意気になってきて、もうちょっと深い所を知りたくなって、友達ん家にビートルズと、このレコードがあってさ、部屋を暗くして、煙草吸いながら聴くんだよね。無機的でコードも無くて、「わけのわかんねぇのやってんだ」(笑)って不思議な感じになってたよね。で、聴いているうちに、なんかかっこいいなって思うようになってきたんだよね。この作品からマイルスをさかのぼって50年代とかを聴いたりするの。アドリブなのに、あんなに完成されてて、家で考えてきたんじゃないか(笑)って思って、こりゃもう天才だなって。

「 ウェス・モンゴメリー / フル・ハウス 」
 - 派手できらびやかなジャズ・ギタリストといえばこの人 -

大学に入るとジャズを始めちゃうんだよね。ウェスって大衆的な感じなんだよね。この作品はCTIレーベルに入る前にカルテット演奏でやっていた、ライブ盤。華やかさが炸裂しているんだよね。僕はジャズ・ギタリストの大御所、あまりに正統派で間違いも無いジョー・パスには行かなくって、この人みたいにちょっとずれて弾くような感じが、かっこよかったのと、オクターブ奏法とかが派手って感じですごいコピーした覚えがありますよね。

「 ジム・ホール / アンダー・カレント(ビル・エヴァンス&ジム・ホール) 」
  - 知性を感じるギタリストの逸品 -

ウェスと両極端、太陽と月、のもう一方、このジム・ホールって人は、暗いというか、なんでそんなに奥の方に居るの?(笑)みたいな。でも、知性の固まりと言ってもいいんじゃないかな。あんまりピラピラ弾く人じゃないんですよ。コピーしたけど、コードの押さえ方が独特でね、低い方にテンションもってきたり、やっぱり頭がいいんだな、この人は(笑)!ウェスと、ジム・ホールは大学時代に酒飲むと、論議の対象(笑)!この頃は音楽の構造が知りたかったから、本当に練習してましたね。午前中はスケール練習、午後はコピーして、メシ食ってからバンドやって、それから酒飲みに行って(笑)。テクニックみたいなものはこの頃培われたのかな。

「 フリー / ファイアー・アンド・ウォーター 」
  - アングロ・サクソンのやるロックはあなどれない! -

聴いた年代的には戻っちゃうんだけど、高校の頃、友達に誘われてフリーの来日コンサートを観にいくんだよね。淡々と同じような事やってて、気が付けば盛り上がってるみたいな。あんまりギターの音は歪んでないのに、ポール・コゾフの顔が歪んでる(笑)。ライダーズに入ってから、改めて聴いて、こいつはすげぇーなって思ってた。シンプルなオーケストレーションというか、行間というか、ギター弾いてない所がロックなんだよね。ブリティッシュ・ロックの中では一番好きだよね。木こりみたいな、アングロ・サクソンが野原で肉食べてるみたいなロックの感じがしたんだよね(笑)。

ヴェンチャーズ
/イン・ジャパン
東芝EMI TOCP67401
マイルス・デイヴィス
/カインド・オブ・ブルー
ソニーレコード SRCS-9701
ウェス・モンゴメリー
/フル・ハウス+3
ビクターエンタテインメント VICJ-41625
アンダー・カレント
(ビル・エヴァンス&ジム・ホール)
東芝EMI TOCJ-5972
フリー
/ファイアー・アンド・ウォーター+6
ユニバーサル UICY-6224

  mints barでは、時間の経つのも忘れて、音楽談義が続いています。
     (注)グッド・タイム・ミュージックの流れる店、mints barは架空の店です。


news!!
  レコミンツにて、下記の白井良明 ムーンライダーズ関連のCDをお買い上げの方に、
  オリジナル特典(サイン入りピック>白井良明さん愛用モデル 先着20枚)をプレゼントいたします!
  数量限定の為、お早めにお買い求め下さい。

○白井良明
『カオスでいこう!+リミックスでいこう!』
ソニーミュージックダイレクト MHCL-940
 2006年10月25日発売
○ムーンライダーズ
『MOON OVER the ROSEBUD』
MOON RIDERS Records XPCA-1004
 2006年10月25日発売
○ムーンライダーズ
30th Anniversary PANAM/ORPLID YEARS PAPER SLEEVE COLLECTION5種セット 特典ディスク付
『ムーンライダーズ』『イスタンブール・マンボ』『ヌーベル・バーグ』『モダン・ミュージック』『カメラ=万年筆』「未収録ヴァ−ジョンを収録した6曲入りCD」
 2006年10月25日発売
○EYE DON’T NOSE(アイ・ドント・ノーズ)
『大人の悩みに子供の涙』
○サーフトリップ
『SURF TRIP』
○サーフトリップ
『6 Keys to Surf Jazz』
  
白井 良明さんのオーダー
ラフロイグ
 ソーダ割
カリラ・オフィシャル
 ソーダ割


撮影協力:ラウンジバー瑠璃
東京都中野区新井1-7-1
カーサトモエビル1階

第四夜  おわり



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