mints magazeine recomintsスタッフのリレーコラム  

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ロック,シネマ,アニメーションは、
中野・レコミンツ
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株式会社フジヤエービック 古物商許可番号 東京都公安委員会 第304399601273号
(1)ベティ・エヴェレット&ジェリー・バトラー
/デリシャス・トゥギャザー
PCD-4342
(2)マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル
/エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ~マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル・コンプリート・デュエッツ
UICY-1102/3
(3)竹内まりや
/Expressions
WPCL-10615
(4)MARILYN McCOO&BILLY DAVIS Jr.
/I HOPE WE GET TO LOVE IN TIME
<輸入盤 RAZOR&TIE>
(5)BOBBY WOMACK
/THE POETⅡ
<輸入盤 CHARLY>
(6)レオン・ラッセル&マリー・ラッセル
/ウエディング・アルバム
シュガー・マウンテン SG-11
(7)ジルベルト・ジル&ジョルジ・ベン
/ブラジリアン・ホット・デュオ
PHCA-21
(8)レニーニ&スザーノ
/魚眼
LACD-2001
(9)EDGAR&JOHNNY WINTER
/TOGETHER-LIVE
<輸入盤 BEAT GOES ON>
(10)ピーター・ガブリエル
/SO
VJCP-68851
(11)ジャニス・シーゲル&フレッド・ハーシュ
/ショート・ストーリーズ
22P2-2790
<廃盤>
(12)山根麻衣・窪田晴男UNIT
/山根麻衣・窪田晴男UNIT
VICL-421
(13)遠藤賢司
/宇宙防衛軍
KICS-2146
(14)松任谷由実
/SURF&SNOW
TOCT-10643
(15)EPO
/ふたりのメロディー
【CDシングル】MDS-12
(16)EPO
/GO GO EPO
MDC71029
(17)オール・ザット・ジャズ
【DVD】
FXBQF-1095
 皆様、いつもレコミンツ/ミンツ・マガジン/CHAIN REACTIONをご贔屓戴きまして、本当にありがとうございます。改めて御礼申し上げさせて戴きます。レコミンツでTOO MUCHな営業、または押し売り的な営業で、常連様から疎まれつつ日々を過ごしております、林でございます。さて、レコミンツ各クルーのCHAINも、捻れながらも繋がって私の番です。暫しお付き合いの程、よしなにお願い申し上げます。最近気が付いた事が一つ、どうやら、人は一人では生きていくことは難しいという事。そして、できれば多くの人とふれあいながら自分以外の誰か=“相方”を見つける事。すなわち、人が創る音楽も、一人より二人で奏でる事で、より一層素晴らしい物が生まれて来るのではないでしょうか?かなりこじつけ気味ですが、今回はお薦めのデュエット作品を限られた中でご紹介です。

男女のペア・デュエット作品、ソウル/R&B方面は、かなり宝庫です。元来、ソウルは“愛”が最重要のテーマ。神様や自然を除いて、人類の中での最小単位のペアは男女。“愛”をテーマとすると、自ずと男女のデュオの表現方法は豊かにならざるを得ないと思います。その中でも、まずはベティ・エヴェレット&ジェリー・バトラーの『デリシャス・トゥギャザー』(1)。一曲目の「レット・イット・ビー・ミー」は、山下達郎竹内まりや夫妻が『Expressions』(2)でもスタジオ・ヴァージョンをお披露目したので、お馴染みの曲ですね。元々は55年にフランスでジルベール・ベコーが世に出した曲を、60年にエヴァリー・ブラザーズがトップ10ヒットを出して有名になりました。歳柄か、友人の結婚式等へのお呼ばれは、もう随分ご無沙汰ですが、お目出度い席で聴きたい曲ですね。他にもソウルには、いわゆる“LOVE DUETS”物が豊作ですよね。ちょっと“こっぱずかしい”けど良い曲がいっぱいで、デュオも枚挙に暇がありません。アイク&ティナ・ターナー、オーティス・レディング&カーラ・トーマス、シリータ&G.C.キャメロン、ビリー・プレストン&シリータ、ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー、スモーキー・ロビンソン&バーバラ・ミッチェル、等々。そんな中でも、絶対に外せないのは、モータウンの史上最も成功した男女デュオ!マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの『エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ~マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル・コンプリート・デュエッツ』(3)。不謹慎ですが、二人とも亡くなっていることが、さらにこの名曲集を輝かしい事実にしているような気がするのは、私だけでしょうか?そんな戯言をさておいても、ジャケの二人の朗らかな笑顔に始まり、二人の歌唱、演奏、編曲、どれをとっても本当に素晴らしい!マーヴィン曰く、実生活でタミー・テレルは恋人でもないが、紛れもなく“SOUL MATE”だったという事です。決して悪い意味いでは無く、音楽の中でのみ、愛し合っていた二人の様子が窺えます。続いては、元フィフス・ディメンションのリード・シンガー二人、マリリン・マックー&ビリー・デイヴイスJRは「You Don’t Have to Be a Star邦題:星空のふたり」(4)で決まり!テレビで見た東京音楽祭でグランプリを受賞した名曲です。あまり男女の性欲みたいな物を感じさせないですが、曲中で入るフルートといい、明るくてウキウキしちゃう、本当に素敵なソウルです。さらにBLACKで行きます。完全なデュエット物では無いのですが、私の“ココロの父”ボビー・ウーマックの『ポエットⅡ』(5)、フィーチャリング・パティ・ラベルです。二人とも濃ゆ~いですが、普段から油そばにマヨネーズをかけないと食べた気がしない程の濃い口好きな私。私にとっては、丁度良い塩梅の二人の絡みには、いつ聴いても昇天気味です。ウーマック親父が来日した時、ステージ最前列で見ていた私に、“男は隣に居る女を大切にするんだぞ!”みたいな言葉を投げかけてくれたのは、今でも自慢の一つです。でも、という事は私が頼りなさそうに見えていたという事ですな。
昨今のリイシュー/初CD化が進む中で、その案内を見て“おおっ!”と店内で奇声をあげ、お客様にジロリと睨まれた記憶のある作品。レオン・ラッセル&マリー・ラッセル『ウエディング・アルバム』(6)。タイトルからして、OKです。なんつっても裏ジャケに“LOVE T.K.O.”です。何と言っても名曲「Rainbow in Your Eyes邦題:瞳の中のレインボウ」をプチプチノイズが無い音で聴けるのは嬉しい事です。少しずつ、ソウル系や男女唄物から離れていきますよ。ジルベルト・ジル&ジョルジ・ベン『ブラジリアン・ホット・デュオ』(7)は、ブラジルの生んだ二大アーティスト。これも二人のソウル=“魂”のふれあいから生まれた名作でしょう。まずは醸し出すリズムの“うねり”から、ご堪能あれ。もう一丁、ワールド・ミュージックから、レニーニ&スザーノ『魚眼』(8)は、名盤!。最近、とある方から、マルコス・スザーノ彼自身のリズムに対する真摯な姿勢を聞きました。ブラジルという国は広く、ブラジル音楽はもっと広く、そして深い!気軽にボサ・ノヴァやブラジル音楽を聴く事は楽しいですが、お気軽にリズムだけ拝借の偽ボサだけは、しちゃならんのですな。さてさて、普通のROCK/POPSだって、かっこいいデュオ物は山ほどあります。アルビノ真冬兄弟こと、エドガー&ジョニー・ウインター『TOGETHER-LIVE』(9)。ここの処、ミンツ・マガジンのBEAT GOES ONで銀次さんが入れ込んでいらっしゃいましたが、ご多分にもれず私も大好き!ジョニー兄貴のキレ具合、弟エドガーの良い意味でのそつのなさ。内容はウインター・ファミリー総出の全編ロックン・ローーーール!!!気だるい朝の通勤時には爆音で聴いて出社です。続けて、へこたれた時、ガス抜きしなけりゃならない時には、この一曲に救いを求めます。ピーター・ガブリエル&ケイト・ブッシュの「ドント・ギブ・アップ」(10)です。恥ずかしいのですが、二人が抱き合いながらクルクル回るという、この曲のPVを観てたら涙ぐんじゃった自分が居ました。歳だけとって中味が伴わないので、疲れた時には、今でも二人に“がんばれ!”って励ましてもらっています。次はジャズの中から一枚。と言っても、かなりポピュラー音楽に近いのですが、ジャズ・ピアノ奏者フレッド・ハーシュと、マンハッタン・トランスファーの才媛ジャニス・シーゲルががっぷり組んで創った彼女のサード・リーダー作『ショート・ストーリーズ』(11)。ジュリア・フォーダム、ジェームス・テイラー、トッド・ラングレン、ジョニ・ミッチェル、ジョディ・コリンズらの名曲を、まるで冬の寒い日に、北風に凍えないように歩けと、背中を押してくれるように演ってくれています(たまたま冬に聴く事が多いのでそう感じているだけなのですが)。
日本にだって素晴らしいデュオ作品は唸る程、有ります!まるまる一枚、歌とギターによるロック・バンド!『山根麻衣・窪田晴男UNIT』(12)は、一発録りの“ガチンコ状態”。声や歌に力があるから、打楽器と化したギターにも十分応えられるし、聴いている者の頭の中で入っていないドラムやベースを構築できるロックです。街角で録音した曲も数曲収録されているそうで、この二人が演っていたら、通りすがりの人もびっくりしていただろうな。強引に街つながりで、遠藤賢司『宇宙防衛軍』(13)M-8「哀愁の東京タワー」は平山三紀との超デュエット!ライナーには“カーメン・キャバレロ+サム・テイラー+石原裕次郎”と記されておりますが、まさに“ツゥー”!この世界が、たまりません!!でもやっぱり、都会に憧れて上京した田舎者の元少年は、ユーミンの『SURF&SNOW』(14)収録、ファンファンこと岡田真澄とのデュエット「恋人とこないで」に淡い思いを馳せていたものでした。南佳孝、トノヴァン、果てはクレイジー・キャッツと、ユーミンのデュエット物語はまだまだ続くようで、乞うご期待です。実は今回のコラムネタ=“デュエット物のお薦め”は、ずっと考えていたのでしたが、タイトルを決めあぐねていました。この前、mints Barにご来店頂けるかもしれないお客様のCDを、家で聴いていた時に、今回のタイトルを決めました。EPO「ふたりのメロディー」(15)が所以です。“あなたのメロディー、私のメロディー、少しずれても響き合ってる恋のハーモニー”といったこの歌詞にはひとたまりもありません。いや、もちろん、メロディーも。EPOのデュエットなら鈴木雅之との「DOWN TOWNラプソディー」(16)でしょうが、この一曲、recommendです!
デュエット物をお薦めした割に、何だか自分の事ばかりお伝えしてしまった感があるので、ここまでお付き合い下さった方にはお詫び申し上げます。まだまだ素晴らしいデュオ物は星の数ほど有ると思います。これからも沢山の曲を聴いて、音楽に助けられて、“相方”や”周りの方々”を愛していければと思います。

今回で最終回のCHAIN REACTIONは、思えばかなり危ない企画でした。毎月、レコミンツの各クルーに“次月は君の番だよ~!”と話しを持っていくと、最初は“え~!”っとの反応もチラホラ。もちろん、最後には楽しんで原稿を仕上げてくれたのですが、なかなかWEBに自分の考えや嗜好を載せるのには抵抗があったようです。でも、きっと、各クルーも少しだけ感じてくれたのじゃないかな、と思います。こんな言い方はかなりカッコつけていて滑稽かもしれませんが、店舗に立っている各クルーにとって、接客やその他の日々の仕事は、レコミンツというステージに立って、ショーの中でそれぞれがパフォーマンスをしている事だという事です。CHAIN REACTIONを観て各クルーの事を少しでも分かってもらえたら、そしてコラムの中で取り上げているCDやDVDが少しでも気にとめられたら、この連載は続けた意味があるかな、とも思います。まだまだショーは続けなきゃ。レコミンツは続けなきゃと思います。“幕を上げろ!THE SHOW MUST GO ON”(17)です。それでは、お店でお待ちしています。





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